鈑金加工の検査項目
板状の金属素材に力を加えて、変形させていく作業を鈑金加工と言います。
機械加工のひとつである塑性加工に含まれる加工方法で、図面の条件を満たしているのか判別する検査が必要です。
そこで今回は、鈑金加工の検査項目を紹介していきます。
▼鈑金加工の検査項目
仕上がりの主な検査項目は、下記の通りです。
■寸法
各部分の長さをマイクロメータ・ダイヤルゲージ・ノギス・ハイトゲージなどで測定し、図面通りの寸法で加工されているか検査を行います。
多少の誤差は生じるもので、全てをピッタリに加工することは難しいです。
そこで、長さの許容度である寸法公差内であるかを測定します。
■角度
図面通りの角度になっているか、各部分を角度ブロックゲージや水準器などで測定します。
角度や曲げの小さなズレは製品として使用できない可能性があり、組み付け不良の要因です。
そのため寸法公差同様に、角度にも角度公差が設けられています。
■仕上がりのクオリティ
表面処理や塗装・外観のキズ・バリといった不良がないかの検査を行います。
外観検査は、目視や光学顕微鏡・粗さ測定器などで人間の五感による官能検査が中心です。
また最近では処理技術やセンサの発達により、画像よりシステムでの検査も多くみられます。
▼まとめ
鈑金加工の検査項目では寸法・角度が図面通りに仕上がっているのか、仕上がりのクオリティをチェックします。
しっかりと検査することで、将来の品質向上やトラブル回避にトラブル回避につながるでしょう。
『株式会社鈴木工業所』では、幅広いアルミ・鉄・ステンレスなどの溶接や加工作業を茨城にて行っております。
幅広いニーズにも的確にお応えしますので、お気軽にご依頼ください。
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