曲げ加工の種類
曲げ加工はプレス加工の工程の一つであり、金属に圧力を加えて図面通りの角度や形状に曲げる加工のことです。
この曲げ加工には、さまざまな種類の曲げ方があることをご存知でしょうか。
今回の記事では、曲げ加工の種類についてご紹介いたします。
▼曲げ加工の種類
■型曲げ
型曲げとは、金属を金型に固定して曲げ加工を行う技術のことです。
曲げ加工後の製品の形状によって、V曲げ・U曲げ・L曲げなどの種類に分類されます。
V曲げは最も基本的な曲げ加工で、金属構造が簡単なうえに汎用性が高いです。
またU曲げは加工精度が高く2ヶ所を同時に曲げられ、L曲げは1ヶ所のみ直角に曲げるといった特徴があります。
■送り曲げ
送り曲げは金属を金型に固定せず、工場の流れ作業の中で連続して曲げ加工を行う技術のことです。
種類は2種類で「ロール曲げ」は3本の回転ロールを使いながら板材を送り、パイプなどの円筒状に曲げていきます。
また「ロール成形」はレールやサッシなど長い製品の大量生産に使われており、複雑な断面の曲げ加工が可能です。
■フランジ成形
フランジ成形とは、曲げる形状が2次元または3次元のような曲線になる加工技術のことです。
自動車の車体パネルや航空機の外装パーツなど、複雑な加工に用いられます。
種類は曲げ線が内側に湾曲する「伸びフランジ成形」、外側に湾曲する「縮みフランジ成形」の2種類です。
▼まとめ
曲げ加工の種類は、型曲げ・フランジ成形・送り曲げなどがあります。
専門の機械や道具が必要な場合もありますので、曲げ加工をする際は適切な設備や技術を備えた専門業者に相談しましょう。
『株式会社鈴木工業所』では、高い技術が要求される曲げ加工をベテランスタッフが美しく仕上げます。
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