スラグ巻き込みの対策とは?

query_builder 2023/07/13
コラム
12

スラグ巻き込みは、溶接欠陥のひとつです。
溶接欠陥が発生すると、金属の強度を低下させてしまうため、防止するための対策が必要です。
そこで今回は、スラグ巻き込みの対策について解説いたします。
▼スラグ巻き込みの対策とは?
■スラグを十分に除去する
溶接作業の際、溶接部の表面にスラグ(非金属物質)が発生する場合があります。
発生したスラグは十分に除去したうえで、次の作業に移りましょう。
その都度丁寧に除去することで、スラグ巻き込みを防げます。
■溶融池の形を意識する
溶融池の形を崩さないように溶接棒の角度を調整しましょう。
角度を変えにくい環境下での作業もあるため、経験値を重ねることが重要です。
■スラグ巻き込み音を覚える
スラグ巻き込みが起こった場合、こもった音が発生します。
音を覚える訓練もスラグ巻き込みを防ぐのに有効です。
■アーク長を短く保つ
スラグ巻き込みを防ぐには、アーク長を短く保つのが重要です。
短く保つと、ビートの高さが揃いやすくなります。
■適切な電流で溶接する
低い溶接電流では、スラグ巻き込みが起きやすくなります。
適切な電流で溶接するには、経験・知識・技量も必要になるでしょう。
▼まとめ
フラグ巻き込みの対策は、スラグを十分に除去・アーク長の管理・適切な電流や溶融池の形を意識することが挙げられます。
さらに「スラグ巻き込み音を覚える」も、フラグ巻き込みを防ぐのに有効です。
茨城にある『株式会社鈴木工業所』は、大型サイズのアルミ・鉄・ステンレスから小さな部品まで幅広い加工に対応しております。
少ロットからでも依頼いただけ、細かいパーツも熟練の技で丁寧に加工いたしますので気軽にご相談ください。

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