スラグ巻き込みの原因とは?

query_builder 2023/07/09
コラム
11

溶接中に「スラグ巻き込み」という、溶接欠陥を起こすケースがあります。
溶接欠陥は金属の強度を著しく低下させてしまうため、原因の究明が必要です。
そこで今回は、スラグ巻き込みの原因について解説していきます。
▼スラグ巻き込みの原因とは?
■溶接の技量
スラグ巻き込みは、溶接初心者に起きやすい欠陥といえます。
経験値を重ねるにつれ適度な溶接電流や溶接棒の角度を習得できるため、スラグ巻き込みは起こりにくくなるでしょう。
また溶融池の形に合わせて、角度を調整する技術も必要になります。
■スラグの除去が足りない
溶接中に発生するスラグの清掃は、非常に重要です。
スラグを除去せずに次の作業に移ってしまうと、スラグ巻き込みの原因となります。
■アーク長が長い
アーク長が長いと、余盛り不足が起こりビートの高さが不揃いになります。
スラグ巻き込みを防ぐには、アーク長は短く保つのがコツです。
■作業環境が合っていない
スラグ巻き込みの原因は、溶接作業の環境も含みます。
メーカーの使用用途や注意点を、改めて確認してみましょう。
溶接は乾燥した環境下で行う必要があり、換気ができる条件は必須です。
▼まとめ
スラグ巻き込みの原因は、溶接の技量やスラグ・アークが関係していることが多いです。
しかし経験を重ねてることで、溶融池の形に合わせて溶接棒の角度を調整したり、アーク長を短く保つ技量の習得ができます。
そのなると、スラグ巻き込みは起こりにくくなるでしょう。
茨城にある『株式会社鈴木工業所』は、アルミ・鉄・ステンレスの部品修理や加工に対応しています。
確かな技術を用いて1つひとつ丁寧に作業を行っておりますので、気軽にご相談ください。

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